中長期インターンがキャリア選択の決め手!

学生さんたちと就活について話す機会があるのですが、いろいろ話を聞いて思うことは、日本では社会経験の実績もないのに新卒だからというだけで優先的に採用が行われるなど、日本の就活制度は非常に多くの問題を抱えているということです。
新しい採用の形としてもてはやされている「JOB型採用」は企業にとっての即戦力採用なのですが、逆に言えば他に魅力的な企業があればJOB経験を活かして流出する可能性を孕んだ制度です。
思い描いた企業像と実態が異なると感じたり、自分の活躍・成長できるフィールドが他に見つかれば、いつでも流出する時代なのです。
ですから、もはや企業は社会保険料や福利厚生費やオフィス賃料を支払って“雇用すること”自体を考え直さねばならないのです。
電通が始めた個人事業主制度の究極の姿は、フリーランスの集合体で企業がアメーバのごとく様々な顧客ニーズにベストフィットする商品・サービスを提供する形で事業展開をしていくことだと思います。
そうなることを展望すれば、もはや就活といった次元の議論ではなく、全てはスキルを持ち、経験を積み、実績を持っている者に仕事が集まる時代が来ると理解すべきだと思います。
そこに新卒の優位性など全く無いし、現在の学生の就活の姿とは全く異なるキャリアの選び方が広がっているのだと思います。
顧客ニーズが変化するスピードが早い時代では、「何かを保有する」ことのリスクが極めて高まるため、車・オフィス・家などを保有しないシェアリング・エコノミーが進展してきています。
同じ観点で、企業も人を保有する=雇用するリスクを最小限にするリスク・マネジメントを行う必要があります。銀行など古い体質の企業は今その最も大きな問題を抱えているのです。
人材のシェアリング・マネジメントが激変時代の企業の生き残りと成長を支えるのです。
勿論採用する必要のある職種・部門もありますが、そうだとしても、企業も学生もジョブカードや形ばかりの面接、形ばかりの短期インターンではなく、米国で一般的に行われているような中長期のインターンで徹底してお互いに適性を確認するシステムが必要なのではないでしょうか?

情報更新日: 2021/02/13
掲載日 2021/02/13

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